リハビリを頑張っている人に対して「頑張って」とは言えないので、頑張っての言葉に代わる方法を模索しています。まずコーチングスキルを勉強してみる。

【コーチング】

[定義]
・相手の潜在能力を引き出し、自発的な行動を促すためのコミュニケーションスキル
自問自答しながら気が付くことで成長につながる。
 コーチングは自問自答の機会を、より建設的な形で提供するもの。
つまりコーチは、客観的な視点を持って対話してくれる、もう一人の自分

[心構え]
・傾聴することは、ただ黙っている事ではなく、相手を主役にした会話をすること
・相手のありままの受入れ、信じて、相手の無限の可能性に目を向けること
・自らオープンになって相手を受け入れ、誠実な好奇心を持つことが大切
コーチは解決志向でいること。コーチが自己満足が目的になってはいけない。
自分を客観視して心を整理しておくよう心掛ける

[手順]
コーチングの進め方基本5ステップ
①環境を整える: 安心・リラックス
– 事前にコーチングする事を伝える。時間を確保。1対1の場所確保。
②現状確認:  今どうなっているの
– 現状を十分に傾聴する。曖昧な言葉を明確化、深く掘り下げる質問を投げかけ、
相手自身に現状を把握してもらう
③目標設定:  どうなるとよい
– 未来のイメージを明確にする。明確なほど目標達成への一歩が
踏み出しやすくなる。コーチと相手が同じイメージを共有する
– 質問の仕方:他には?どうなりそう?イメージできたから目標はどうしようか。
④リソース探し: 使える手段は
– 目標が決まったら、活用できる資源をとことん発掘
– 質問の仕方:他には?日頃使っている方法ってある?
視点を変えて、自発的になる質問をする
⑤行動計画:  どうする
– いつまでに何をどのようにするか具体的な行動計画を作成。
– 質問の仕方:まず何から取り組むと良さそう?いつまでに?
どんなふうに?結果どう報告してくれる?
★リマインダーを設定
– 自分で話し自分で気付いたことは、相手自身に大きなインパクトを与え、
自発的な行動を促します。決意を思い出すリマインダーを設定すると効果的。
– リマインダー:出社前に良いイメージをする。タスクに入れる。
デスクに良いイメージのおいておく。
★とにかくやってみる(練習)
– 車の運転と同じ、とにかくやってみる。

[手法]
・ありのままの現実をみるために、ツッコミを入れる。
例)信頼されないって誰から?無謀ってどういうこと?のように
・自発的な行動を促す質問をする。
例)上司が聞いてくれない、ひどいでしょう。
それであなたはどうしたいのですか。のように
・あいまいな表現があれば、コーチは、それを明確にする質問を投げる
・事実と解釈を分けられるようにする。俯瞰的に客観的に。

[閑話]
・コーチングは引き出す力、ティーチングは教える力
・コーチは目標達成や更なる向上、カウンセラーは問題解決
・コンサルタントはクライアントの求める解を提供、コーチはクライアントから解を引き出す役割

・守破離(能楽師の世阿弥の思想)
守:経験の浅い部下に対しては、ティーチングを用いて基本的な取り組み方を教える
破:基本を習得した部下には、基本形を応用して自分のやり方を生み出せるよう、適宜コーチングを行う
離:主体性を重んじて、一人前になるよう、コーチングで関わる
→相手の状況に応じて、ティーチングとコーチングの時間のバランスを変える

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です